松前漬け・数の子

4月に入って函館もやっっっっっっっっと暖かくなってきて、嬉しい限り。
イイ季節になってまいりました。

さて今日は、、、
函館角松の松前漬けに使用している数の子についてご紹介したいと思います。
このガーデンブログではホームページの商品説明では語りきれなかったことなども
書いていこうと思ってます。
素材にご興味のある方はぜひこのブログも読んでいただけると
ご購入時の目安になると思います。

もちろんこれはブログなので、主観的な意見も書かれると思いますが、
それがブログのいいところ。私たちの顔がこのブログを通して少しでも
見えるといいなと思っております。


角松の数の子は無漂白のものを使用しています。
無漂白??って言われても。。。
ふつうの数の子と何が違うのか。

数の子とはそもそもにしんの卵です。
にしんのお腹から取り出したものが数の子ですから、
私たちが店頭でよく見かける黄金色の数の子にするためには
きれいに洗わなければなりません。

そのため数の子を漂白してきれいに仕上げるのです。
こうすることにより、余計な血合いが取れ、皮がむけて、
調理しやすい数の子になります。

お正月になるとご家庭でも塩数の子を数時間塩出しをし、皮をむいて
お料理されると思いますが、私たちが購入する多くの数の子は
漂白された数の子なのです。

食品にも使える漂白剤、とはいうものの
私のような素人感覚ですと食品用漂白剤というものがなんなのかよく分かりません。


漂白か無漂白、取り越し苦労の心配事かもしれませんが、
なんかひっかかるので角松では無漂白数の子を使っています。
というわけで仕入れ先の数の子屋さんにお願いして分けてもらっています。
まだまだ販売数も少ないうちのような会社をやさしく応援してくれています。
ありがとうございます。


写真でもおわかりのように、
無漂白だとまだ少し血合いが残ってたりします。
色も濃い黄色です。

数の子をゆっくり一晩塩出しすると、少しずつ血合いが抜け、皮もむけやすくなってきます。


はじめて見た方はびっくりすると思いますが、それでも漂白剤を使うよりは、
自分できれいに取り除いた方が安心だと思っています。
一つ一つきれいにするので時間はかかりますが、これが不可欠。

ひとつずつ皮なども手でとり除きます

そしてきれいにした数の子をしょうゆ、みりん、砂糖などのたれに漬け込み数日間。
ようやく松前漬け用の数の子に仕上がります。
ちょっとしたこだわりですが、手抜きをしたくないという気持ちで作ってます。


松前漬けは函館では普段から食べる身近なおかず。
お正月に限らず召し上がる方がたくさんいらっしゃいます。
角松でも季節にこだわらず松前漬けは年中販売しておりますので
ごはんのお供に、お酒の肴にぜひ角松の松前漬けをお試しくださいね。


●松前漬け 数の子入り 200g
販売価格:1200円(税込み)

函館角松 オンラインストア